安全中心主義

安全中心主義を掲げる福田道路が、大切にしていること

事業本部 機械センター所長 羽田 誠治
建築・土木業界にいる限り、安全対策は永遠のテーマだといえます。事故が起こってからの対策では遅く、いくら対策をしても「過剰な安全対策」ということはありません。今回は、福田道路の行う安全対策について、事業本部 機械センター所長 羽田 誠治さんに、お話を伺いました。

福田道路のテーマは、安全中心主義

福田道路が掲げるテーマのひとつに「安全中心主義」があります。とはいえ、私たちのテーマは何ら特別なものではありません。どの建築会社・土木会社も、何かしら「安全が最も大切だ」というテーマを掲げていますし、それは当たり前のこと。「安全を大切にしない会社」=「従業員や取引先を大切にしない会社」であり、そのような会社に未来はありません。

しかし、「安全について、真剣に考え続けること」は、とても難しいことです。私たちを含め、それができている会社は、どの程度あるのでしょうか。人は、「慣れる」生き物です。
新人に仕事を教えれば、彼は大変な思いをしながらも先輩や上司に食らい付き、少しずつ仕事を覚えていくでしょう。ひとたび仕事を覚えれば、繰り返し経験を積むことで、熟達していきます。

つまり、「慣れ」です。慣れは「仕事の熟達」に必要なものですし、仕事に慣れることで視野が広くなり、安全管理も適切に行えるようになります。ただ、「今日も無事に仕事を終えられた」という感覚にだけは、慣れてはいけません。さまざまな重機の行き交う工事現場で働く私たちには、「明日も無事に仕事を終えられる」保証など、どこにもありません。だからこそ、いつまでも新人のような張り詰めた気持ちで、意識的に安全を守る必要があるのです。

事故から学ぶのでなく、事故が起こる前に防ぐ

「安全であることに慣れてはいけない」という気持ちは、すべての業界人がもっているはずです。しかし、それでも事故は起こり、新たな安全対策が打ち出されます。事故が起こってからでは遅いということは皆わかっているのに、多くの場合、新たな対策が取られるのは事故が起こった後です。私たちは、大切な従業員が「新たな安全対策のための人柱」になってしまわないよう、先手を打つことにしました。そのひとつが、「テクノロジーを活用した、緊急停止装置付き重機」の導入です。

この重機には、後方確認用のカメラとディスプレイが取り付けられています。重機と人の距離がある程度近くなると警告音が鳴り、さらに距離が近づけば、自動で緊急ブレーキがかかります。どんなに気をつけていても、人はときにミスをするものです。同じように、機械が誤作動を起こさないという保証もありません。

人による注意とテクノロジーの活用。私たち福田道路は二重の安全対策で、事故を未然に防ぎます。

※役職・内容は2020年10月取材当時のものです。

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