メジテープ・ファインテープ・ファインシート路面にテープを貼るだけの「簡単施工」で、人手不足を解決する

事業本部 技術部課長 藤井 政人
舗装のひび割れは、道路の劣化の原因となります。また、道路の凍結は思わぬ事故の原因ともなります。そんな現状を解決するために、福田道路は路面の補修や凍結防止を手軽に行える、3つの製品を開発しました。事業本部 技術部課長 藤井 政人さんに、開発経緯や特徴、今後の展望など、さまざまなお話を伺いました。

現場作業を効率化する、3つの製品

まずは、3つの製品「メジテープ」「ファインテープ」「ファインシート」について、簡単に説明しましょう。

メジテープとファインテープは、舗装の継ぎ目に、火気を使わず簡単に貼る防水テープです。作業時間はもちろん、作業人員も削減可能。従来は2~3人の作業員が必要だった作業を、1人で行えます。また、ファインテープは耐熱性・耐寒性に優れ、温度変化による変質・劣化が少ないです。

作業風景(ファインテープ)

ファインテープは、現場で使っていた「類似製品」からアイデアを得ました。その類似製品は、土木用の資材でしたが、「舗装にも使えるのでは」と現場で使っていたそうです。舗装用に少し改良を加え、以来ほとんど手を加えることなく、15年ほど使っています。素材そのものに改良を加えることはほとんどなかったものの、テープの幅を変えたり、新しい使い方を考えたりすることにも挑戦してきました。ファインシートは、まさにそういったアイデアから生まれた製品です。

ファインシートは、道路の凍結予防を目的に開発したものです。柔らかいシート状の舗装材であり、路面に貼り付けるだけで施工できます。ファインテープと同じく、温度変化による変質がなく、真冬でも柔らかさを維持します。

例えば、硬い路面の上に氷が張ったとしましょう。凍結した路面上を車が通っても、氷の下の路面の形は変わりません。しかし、柔らかいファインシートの上を車が通れば、シートは車の重さ分へこみます。このへこみにより、路面の上の氷は割れてしまうのです。

車だけでなく、歩行者の安全も守る

ファインシートを施設の階段や、歩行者用の坂道に、滑り止めとして使うこともありました。
滑り止めとしての効果だけでなく、「地面が柔らかくなって、歩きやすくなった」という意見もいただくこともあります。
「車だけでなく、歩行者の安全も守れているんだなと感じられて、嬉しい限りです」と、藤井さんは微笑んでいました。

完成度が高いからこそ、新しい使い方の提案が必要

作業風景(ファインテープ)

今回紹介した製品の「使い勝手の良さ」には、福田道路も自信を持っています。ただ、使い勝手が良いからこその課題もあるようです。

「取引先からの問い合わせやクレームが、今までほとんどなかったんです」そう言ってから、藤井さんは今後の課題について話してくれました。

ファインテープをはじめとする3つの製品は、貼るだけで使えるため、「使い方がわからない」という問い合わせがほぼないそうです。だからこそ、福田道路も把握しきれていないほど、多くの業者さんが使ってくれています。たまに取引先から話を聞くと、思いもつかなかった使い方をしていて、そのアイデアに驚くことも多かったそうです。

「メジテープやファインシートは、アイデア次第でもっといろいろな使い方ができると思うんです」
製品としての完成度が高いからこそ、今後は「新しい使い方の提案」に力を入れていきたいと、藤井さんは言います。

※役職・内容は2020年11月取材当時のものです。

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